葬儀のこと

家族葬で通夜なしの流れを解説!費用やマナー、後悔しないための注意点

突然の訃報に際し、ご心痛のことと深くお察し申し上げます。近年、故人様と近しい方々でゆっくりとお別れができる家族葬を選ばれる方が増えています。中でも、ご遺族の負担を軽減できる「通夜なしの家族葬(一日葬)」を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、いざ執り行うとなると、流れや費用、マナーなど、分からないことも多く不安に感じますよね。本記事では、通夜なしの家族葬の具体的な流れから、メリット・デメリット、費用相場、注意すべきマナーまで、網羅的に解説します。この記事を読めば、不安が解消され、後悔のないお見送りの準備を進めることができます


通夜を行わない家族葬(一日葬)とは?

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「通夜なしの家族葬」とは、お通夜を省略し、告別式から火葬までを1日で行う葬儀形式のことで、一般的に「一日葬」と呼ばれています。家族やごく親しい親族のみで、故人との最後の時間を大切に過ごしたいと考える方に選ばれています。儀式が1日に凝縮されるため、遺族や参列者の心身の負担を軽減できるという特徴があります。

火葬式(直葬)との違いを理解する

一日葬と混同されやすいものに「火葬式(直葬)」があります。火葬式は、儀式をほとんど行わず、ごく限られた親しい方のみで火葬場へ行き、お見送りのみを行う最もシンプルな形式です。一方、一日葬は、告別式という宗教的な儀式をきちんと行い、故人を弔う時間を設ける点で大きく異なります。

一般的な葬儀との違いを知る

一般的な葬儀は、1日目にお通夜、2日目に告別式と火葬を執り行いますが、一日葬では1日目のお通夜を行いません。これにより、全体の所要時間が短縮されます。

項目

通夜なしの家族葬(一日葬)

一般的な葬儀

日程

1日

2日間

主な儀式

告別式、火葬

通夜、告別式、火葬

所要時間目安

約4時間~6時間

2日間

参列者

家族・親族が中心

家族・親族、一般弔問客

 

通夜なしの家族葬の一般的な流れ

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いざという時に慌てないためにも、ご逝去から葬儀後までの大まかな流れを把握しておくことが大切です。ここでは、7つのステップに分けて解説します。

手順1:ご逝去からご安置まで

医師から臨終を告げられた後、速やかに葬儀社へ連絡します。病院で亡くなられた場合、長時間ご遺体を安置しておくことはできません。葬儀社が決まっていれば、寝台車でご自宅または斎場の安置施設まで搬送してくれます。

手順2:葬儀社との打ち合わせ

ご遺体を安置した後、葬儀社の担当者と具体的な打ち合わせを行います。一日葬で行う旨を明確に伝え、日程、会場、費用、参列者の人数などを決めます。この際に、疑問や不安な点は遠慮なく質問し、見積もり内容をしっかり確認することが重要です。

手順3:納棺の儀を執り行う

告別式の前に、故人様のお体を清め、死装束を整え、お棺に納める「納棺の儀」を執り行います。ご家族の手で、故人様が愛用していた服や思い出の品(燃えるものに限る)を一緒に入れることもできます。故人との最後の触れ合いの時間として、心静かに過ごす大切な儀式です。

手順4:告別式を執り行う

一日葬のメインとなる儀式が告別式です。僧侶による読経、弔辞の奉読、参列者による焼香などが行われます。故人の冥福を祈り、在りし日の姿を偲びながら、厳粛な雰囲気の中でお別れを告げます。

手順5:出棺・火葬

告別式が終わると、お棺に花を手向ける「お花入れの儀」を行い、故人と最後のお別れをします。その後、お棺を霊柩車に乗せて火葬場へ向かいます(出棺)。火葬場では、最後のお別れ(納めの式)の後、火葬となります。火葬には1~2時間ほどかかりますので、その間は控室で待機します。

手順6:収骨(骨上げ)と解散

火葬が終わると、ご遺骨を骨壷に納める「収骨(骨上げ)」を、喪主から順に縁の深い方々で行います。収骨が終わると、骨壷と埋葬許可証を受け取り、葬儀は終了、現地で解散となります。

手順7:葬儀後の手続きを進める

葬儀後も、年金や保険、各種名義変更など、行わなければならない手続きが数多くあります。また、四十九日法要や納骨の準備も進める必要があります。分からないことは葬儀社の担当者や専門家に相談しながら、一つずつ落ち着いて対応しましょう。

 

通夜なし家族葬の3つのメリット

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通夜なしの家族葬には、遺族にとって多くのメリットがあります。ここでは代表的な3つのメリットを紹介します。

遺族の心身の負担が軽減される

通夜を省略することで、葬儀が1日で終わるため、遺族の体力的な負担が大幅に軽減されます。また、親しい人だけで見送るため、一般弔問客への対応に追われることがなく、精神的な負担も少なくて済みます。故人とのお別れに集中できる時間は、大きな利点と言えるでしょう。

遠方の親族が参列しやすくなる

葬儀が1日で完結するため、遠方に住んでいる親族も宿泊の必要がなく、日帰りで参列しやすくなります。これにより、移動や宿泊にかかる金銭的な負担も軽減できるため、より多くの親族が駆けつけやすくなる可能性があります。

葬儀費用を抑えることができる

通夜を行わないため、通夜振るまいなどの飲食接待費や、2日分の会場使用料が不要になります。これにより、葬儀全体の費用を抑えることが可能です。ただし、プランによっては費用が変わらない場合もあるため、事前の確認は必須です。

費用の種類

内容

葬儀一式費用

祭壇、棺、人件費など葬儀に必要な基本的な費用

飲食接待費

通夜振るまいがなくなるため、大きく削減できる

返礼品費

香典を辞退する場合は不要になることもある

式場使用料

1日分の使用料で済む場合がある

お布施

菩提寺や僧侶との関係性による

通夜なし家族葬の3つのデメリットと注意点

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メリットの多い一日葬ですが、注意すべき点も存在します。後で悔やむことがないよう、デメリットもしっかりと理解しておきましょう。

親族の理解を得る必要がある

親族の中には、「葬儀は通夜と告別式を2日間かけて行うもの」という考えを持っている方もいらっしゃるかもしれません。「お通夜がないなんて」と反対される可能性も考えられます。なぜ一日葬を選んだのか、その理由を丁寧に説明し、事前に理解を得ておくことがトラブルを避けるために重要です。

菩提寺に納骨を断られる可能性を考慮する

菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)がある場合、お通夜を省略した葬儀形式を快く思わない住職もいます。事前に相談なく一日葬を行うと、お墓への納骨を断られてしまうケースもゼロではありません。菩提寺がある場合は、必ず事前に相談しましょう。

葬儀後に弔問客が増える場合がある

葬儀に参列できなかった方々が、後日自宅へ弔問に訪れることがあります。その都度、個別に対応する必要があるため、かえって負担が増えてしまう可能性も考えられます。誰にまで訃報を知らせるのか、葬儀の前に家族でよく話し合っておくことが大切です。

通夜なし家族葬の費用相場

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葬儀費用は最も気になる点の一つだと思います。ここでは費用相場とその内訳について解説します。

費用の内訳を把握する

通夜なし家族葬(一日葬)の費用相場は、一般的に40万円~80万円程度と言われていますが、参列者の人数やプラン内容によって大きく変動します。費用は主に「葬儀一式費用」「飲食接待費」「返礼品費」「宗教者へのお礼」などで構成されます。見積もりを取る際は、どの費用が含まれているのかを詳細に確認することが重要です。

一般的な葬儀との費用を比較する

2日間かけて行う一般的な家族葬の費用相場は、70万円~120万円程度と言われています。比較すると、通夜を行わない一日葬は、数十万円単位で費用を抑えられる可能性があることがわかります。

葬儀形式

費用相場

主な特徴

通夜なし家族葬(一日葬)

40万円~80万円

通夜がないため、飲食接待費や会場費を抑えられる

一般的な家族葬(2日間)

70万円~120万円

通夜、告別式を2日間かけて行う標準的な形式

火葬式(直葬)

20万円~40万円

儀式を省略し、火葬のみを行う最もシンプルな形式

 

通夜なし家族葬で押さえるべきマナー

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親しい間柄で行う葬儀だからこそ、参列者への配慮は欠かせません。ここでは、最低限押さえておきたいマナーについて解説します。

参列者への的確な案内方法

参列をお願いする方には、通夜を行わない一日葬であること、日時と場所を明確に伝えます。それ以外の方へは、葬儀後に報告するのが一般的です。香典などを辞退する場合は、その旨も案内に明記しておくと、相手を悩ませることがなく親切です。

参列時の服装について

服装は、一般的な葬儀と同様に喪服を着用するのがマナーです。男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルを選びます。「平服で」と案内があった場合でも、黒や紺などのダークカラーのスーツやワンピースを選ぶのが無難です。

香典や供花の辞退の伝え方

遺族の意向で香典や供花を辞退する場合は、その旨を事前に明確に伝えることが重要です。訃報連絡の際に「故人の遺志により、誠に勝手ながらご香典ご供花の儀は固くご辞退申し上げます」といった一文を添えましょう。そうすることで、参列者が準備する手間を省き、当日の受付での混乱も避けることができます。

 

通夜なしの家族葬に関するよくある質問

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ここでは、通夜なしの家族葬に関して多くの方が抱く疑問にお答えします。

故人の友人は参列できますか?

家族葬は、必ずしも家族だけしか参列できないわけではありません。故人と特に親しかったご友人であれば、ご遺族の意向次第で参列いただくことは可能です。どこまでの範囲の方にお声がけするかは、ご家族で事前に話し合って決めましょう。

お布施の相場はいくらですか?

一日葬の場合のお布施の相場は、15万円~25万円程度と言われることが多いですが、地域や宗派、お寺との関係性によって大きく異なります。お通夜がない分、2日間の葬儀よりは少なくなる傾向がありますが、一概には言えません。直接お寺に確認するのが最も確実です

まとめ

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通夜なしの家族葬(一日葬)は、ご遺族の負担を減らしつつ、故人とのお別れの時間を大切にできる現代のニーズに合った葬儀形式です。本記事で解説した流れやメリット・デメリット、注意点を踏まえ、ご家族でよく話し合い、皆様にとって後悔のないお別れの形を選びましょう。この記事が、そのための判断の一助となれば幸いです。

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